このブログを読むと、こんなことが分かります(結論) ↓
▷16時間ダイエット(16時間断食)の進め方
▷体内で起きている生理学的反応
▷メリット3つ
▷デメリット4つ
▷16時間ダイエットに仕組まれた2つのカラクリ
質問いただきました!
「16時間ダイエット」について、詳しく教えてください!
ご質問ありがとうございます!
16時間ダイエットについての概要や、メリットとデメリットなどをお伝えさせていただきます^ ^
一番下のブロックでは、【2つのカラクリ】について解説させていただきますので、是非最後までご覧ください。
カンタンにですが、自己紹介をさせてください!
- 84年生まれ ドラゴンボール、スラムダンク世代
- トレーニング指導歴19年 現役最前線のパーソナルトレーナー
- ダイエットとボディメイクをメインとした、トレーニングと栄養指導が得意
- これまでに600人以上のボディメイクに成功
- 今も積極的に勉強会やセミナーに参加し、情報のアップデートは随時更新
- からだに対するギモンをお持ちであれば、別記事もご覧ください&ご質問お待ちしております^ ^ ↓
▷16時間ダイエット(16時間断食)について
▶︎16時間ダイエットの方法、進め方(概要)
まず、概要から説明させていただきます。
簡単伝えると、【16時間何も食べずに、8時間のあいだなら好きなものを好きなだけ食べていい】というダイエット手法です。
「16時間断食」とも呼ばれますね。
この概要を見て、あなたはどう考えましたか?
よし、今日から早速はじめよう!
好きなものを好きなだけって本当?
16時間なにも食べないなんて、できるんだろうか?
各々いろんなことを考えたことと思います。
今回のブログでは、
- 16時間断食の生理学的反応
- メリットとデメリット
- 仕組まれたカラクリ
このあたりを解説させていただきます。
次は、16時間たべないことで、体の中でどんな反応が起きているかを紹介します。
▶︎16時間の生理学的反応 ※ここが一番重要!
16時間もの間なにも口にしないと、体内では【オートファジー】というしくみが活性化します。
オートファジーとは・・
【古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせるしくみ】のことです。
きっといまごろ、頭の中がハテナマークで埋め尽くされていますよね。
分かりやすく解説していきます。
最後に食べ物を口にしてから10時間以上が経過すると、肝臓に蓄えられた糖が枯渇して、脂肪をエネルギーに変えようという働きが起こるとされています。
これが1つ目の16時間ダイエットの目的です。
そうして体が飢餓状態になると、体内の不要なタンパク質を結集させて、新しいタンパク質を作ります。(オートファジー)
このオートファジーは、食べ物で栄養が十分にある状態ではほとんど働かないので、体を飢餓状態にする必要があるんです。
不要なタンパク質はそのままにしておくと、細胞の衰えや体の不調、更には病気の原因にもなったりします。
新しいタンパク質(細胞)は体の組織や器官を活性化させることから、健康にもいいとされているのが、2つ目の目的になります。
▶︎3つのメリット
- 8時間のあいだなら好きなものを食べれる
- 食べない時間で糖と脂肪の分解が起きている
- オートファジーによる細胞の活性化を狙える
▶︎4つのデメリット
- 「普通の生活に戻ったら太るのでは」という不安が生まれる
- 糖の枯渇により、脳活動の低下が起きる
- 糖の枯渇により、筋肉、内臓、骨などの栄養が奪われる
- 糖の枯渇により、結合組織が回復せずに免疫力の低下につながる
▶︎絶対にやってはいけない人の特徴9選
- 冷え性
- 内臓疾患系の持病持ち
- 糖尿病
- 成長期のこども
- 低体力者
- リハビリ患者
- 妊婦
- 受験生
- アスリート
脳の唯一のエネルギー源は【糖(ブドウ糖)】です。
上記の方々は、糖をコントロールして摂取する必要があるので、この16時間断食は絶対にお勧めしません。
▷2つのカラクリ
▶︎もともと1日2食の人は?
もともとが1日2食の人は、この16時間ダイエットを無意識に実践しているかもしれません。
タイムスケジュールを見てみましょう。
- 6時 起床
- 8時 ブラックコーヒー1杯
- 13時 昼ごはん
- 20時 夜ごはん
- 24時 就寝
この場合、昼ごはんと夜ごはんの間は7時間、逆の時間は17時間なので、これで16時間ダイエットの完成です。
※本当の断食(ファスティング)ではブラックコーヒーもNGですが、今回は特例としてOKとしています。
このように、無意識に16時間ダイエットを実践している方は少なくないと思います。
▶︎飴ばっかり与えられると….
8時間のなかなら、好きなものをなんでも食べてもいいんだよ!
このような甘い誘惑を言われ続けると、人間の心理的には、↓このような反応になるらしいです。
- 「え?本当に好きなだけ食べてもいいの?!やったー!!」
- 「ん〜、このチョコ美味しい!これで痩せられるなんて夢みたいだ!」
- 「あれ?でも本当にこんな良い思いだけして、本当に痩せられるのかな」
- 「せっかくダイエット目的でやるんだから、食べてもいいとされてるけど、やっぱり少しは控えようかな」
- 「本当に体重が落ちてきた!明日からもがんばろう!」
- 「結果が出てきてるから、このチョコはあと◯kg落ちたらのご褒美にしようかな」
人間100%自由な状況を与えられると、より良い選択肢を模索しようとして、自然と意識、行動、習慣が変わります。(これを行動変容と言います)
これが16時間ダイエットのカラクリです。
▷まとめ
▷短期的(2〜3ヶ月)に実践するならお勧め
最近食べすぎている、お腹が重たい、腸の調子が悪い、お酒を飲む頻度が多いなど、このような方が2〜3ヶ月程度実践するのはアリ
▷やってはダメな人9選
- 冷え性
- 内臓疾患系の持病持ち
- 糖尿病
- 成長期のこども
- 低体力者
- リハビリ患者
- 妊婦
- 受験生
- アスリート
生活習慣を完全に変えようと考えて、取り組んでいる人はそのまま長期(年単位)で続けてもらって構いませんが、短期で実践している方は、「◯ヶ月取り組む!」の期限を決めて取り組むことをお勧めします。
つまり、ダイエット目的ではなく、「生活習慣改善が目的で、付加価値としてダイエットがついてくる」ような心持ちで取り組んでみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この内容が、少しでも読者様のギモン解決や、QOL向上になるよう願っています。
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