さっそく結論からお伝えして、そのあと解説します。
★1 ホルモン生成が少なくなる → 生理不順、内臓機能低下、皮膚のハリの低下
★2 体温調整機能の低下 → 冷え性、免疫力低下
★3 エネルギー貯蔵の低下 → 疲れやすい、疲れが回復しない
※男性は3〜7%以下、女性は15〜20%以下
カンタンにですが、自己紹介をさせてください!
- 84年生まれ ドラゴンボール、スラムダンク世代
- トレーニング指導歴19年 現役最前線のパーソナルトレーナー
- ダイエットとボディメイクをメインとした、トレーニングと栄養指導が得意
- これまでに600人以上のボディメイクに成功
- 今も積極的に勉強会やセミナーに参加し、情報のアップデートは随時更新
- からだに対するギモンをお持ちであれば、別記事もご覧ください&ご質問お待ちしております^ ^ ↓
最近ようやく、体脂肪率が20%きるようになったの!
頑張って痩せましたね!
ですが、女性が体脂肪20%を下回ると、いくつか問題があるんですよ?
え、そうなの?
どんな問題があるの?
大きく分けて、3つの問題があるんです。
これから分かりやすく解説します^ ^
▷中性脂肪とは
まずは中性脂肪について、簡単に紹介します。
このあたりは少しマニアックになるので、
「ふーん、そうなんだ」程度で大丈夫です!
中性脂肪とは、脂肪酸とグリセリンが合体することで出来上がります。
中性脂肪 = 脂肪酸 + グリセリン
トリアセルグリセロールと呼ばれ、TG と表記されることが多いです。
血液検査の結果で、TGと表記されている数値があるはずなので、見てみてください。
基準値は、30~149mg/dLです。
数値が、110以上もしくは149以上の数値になっている方は、今すぐにパーソナルトレーニングジムへGOです。
その中性脂肪ですが、配置される場所によって、呼び方が2通りにわかれます。
- 皮膚の下につく、皮下脂肪
- 内臓の近くにつく、内臓脂肪
皮下脂肪や内臓脂肪には、それぞれ役割があるんです。
この役割こそが、脂肪が低いと困る原因なので、次のブロックで詳しくみていきましょう。
中性脂肪についてや、脂肪燃焼のメカニズムなど↓のブログで詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
▷体脂肪が低いと困る3つの理由 ※ここからが大事です
●ホルモン生成が少なくなる
体脂肪が低いと、脂肪を原材料として生成される【ホルモン】の量が少なくなります。
ホルモンと一言で表しましたが、実は4つの種類があるんです。
- ペプチドホルモン
(成長ホルモンや血糖をさげるインスリンなど大部分のホルモンのほか、リンパ球などに作用するサイトカインもこの仲間です) - ステロイドホルモン
(副腎皮質ホルモン、性腺ホルモン、ビタミンD3など) - アミノ酸誘導体
(副腎髄質ホルモン:アドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモン) - プロスタグランジン
また、ホルモンは作られる場所と、それを受け取る場所(受容体)が決まっているんです。
それぞれの受容体がホルモンを受け取ることで、内臓や各器官は正常に働いてくれますが、そもそもの分泌量が少ないと、うまく機能しなくなってしまいます。
一言で表すなら、「健康を害する」という言葉に要約されます。
これが体脂肪が低いと困る一つ目の理由です。
●体温を調整できなくなる(保温できなくなる)
脂肪には、体温調整機能があり、蓄えた熱を逃さず保温してくれる作用があります。
これは、末端冷え性や免疫力の低下に直結する作用です。
・脂肪が少ないと、熱を発生しづらく、出来たとしても熱の保温ができないので、末端冷え性になります。
・免疫力と体温(正式には腸内の温度と状態)は、深い関係にあり、脂肪が少なく体温が低下すると、同時に免疫力も低下してしまいます。
このコロナ渦において、自己免疫を高めるというのは、とても大事な行動になってきます。(※現在2021年9月9日)
しかもこれから秋、冬というウィルスが活動しやすい時期になるので、免疫力を高めなければなりません。
これが体脂肪が低いと困る問題の2つ目となります。
よく食べ歩きのテレビ番組で、ホンジャマカ石塚さんが
冬でもオーバーオール、タンクトップでいられたのは
最強の脂肪があったからなんですね。
少し食べるだけで熱を生産できるし、その熱を長い時間キープできるからです。
●疲れやすい、疲れが回復できない
中性脂肪はエネルギーの貯蔵庫の役割を持ちますので、少ないと体力が作られないし、温存することも難しくなってきます。
寝ても疲れがとれない理由の1つとして、脂肪が少ないことが挙げられます。
(脂肪はたくさんあるけど、寝ても疲れが取れない場合は、別に理由があります)
これが体脂肪が低いと困る3つ目の問題となります。
▷おまけ:体脂肪が多いことの問題3選
今回のブログでは、低脂肪問題がメインの内容だったので、ここからはサブテーマとして体脂肪が多いと困る3つの問題について簡単にお伝えします。
●動脈硬化の原因になる
中性脂肪が多いと血管を狭くして、「つまる」ことから動脈硬化の原因になってしまいます。
三代疾病や健康を守る為にも、体脂肪は増えすぎないように気をつけましょう。
●脂質異常症、糖尿病、膵炎、甲状腺機能低下症などの諸症状の原因になる
中性脂肪が多いと、様々な内臓の機能低下や、体への悪影響を及ぼします。
血管被害が起きて入院生活や、手術対応にまで発展しないように、まずはこの3つに取り組みませんか?
・食べるモノを考える、食べる量を減らす、食べる時間帯を考える
・お酒を飲む量を減らす、頻度を減らす
・運動頻度を増やす、強度をあげる、ストレッチなど体のケアをする
●肥満体型になる
見た目を気にせず、着る服もこだわらず、それでいて自分に自信をもっていれば、そのままでいいと思います。
ですが、大半の方はそうではないですよね。
稀にこんなことを仰る方がいました。
「せっかくお金と美味しいモノを食べて出来た体なんだから、痩せるなんてもったいないじゃない」
ダイエットは健康を害する以外は、強要できるものでもありませんからね。
運動はしたくない(できない)、それでも痩せたいとお考えでしたら、オメガ3の摂取をしませんか?
毎日のコーヒーに、スプーン小さじ一杯をいれるだけで、脂肪燃焼効果を増やすことができます。
詳しくはコチラのブログをご覧ください。
▷まとめ:体脂肪が低い3つの問題と、多い3つの問題
体脂肪が低いと起こる【3つの問題】
★1 ホルモン生成が少なくなる → 生理不順、内臓機能低下、皮膚のハリの低下
★2 体温調整機能の低下 → 冷え性、免疫力低下
★3 エネルギー貯蔵の低下 → 疲れやすい、疲れが回復しない
※男性は3〜7%以下、女性は15〜20%以下
体脂肪が多いと起こる【3つの問題】
★1 動脈硬化の原因になる
★2 脂質異常症、糖尿病、膵炎、甲状腺機能低下症などの諸症状の原因になる
★3 肥満体型になる
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この内容が、少しでも読者様のギモン解決や、QOL向上になるよう願っています。
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