こんにちは。
千葉県八千代市の加圧パーソナルトレーニングジムSTYLE代表、パーソナルトレーナーの矢野です。
2026年8月7日、千葉で開催されたHYROXに初挑戦してきました。
結果は、
1時間28分35秒。
なんとか1時間30分を切ってゴールすることができました。
ただ、レース後の自己採点は、
100点満点中、10点。
初挑戦として完走できたこと、そしてレースそのものを楽しめたことは良かったです。
しかし、
「もっと走れたはず」
「もっとステーションを速くできたはず」
「事前にもっと対策できた」
という反省点が非常に多く残りました。
そこで今回は、単なるレース日記ではなく、
実際にHYROXへ出場したからこそ分かった攻略ポイント、必要なトレーニング、疲労の特徴、汗対策、次回への改善点
まで詳しくまとめます。
これからHYROXへ初挑戦する方の参考になれば嬉しいです。

カンタンにですが、自己紹介をさせてください!
- 84年生まれ ドラゴンボール、スラムダンク世代
- スパルタン公式コーチ(SGX)として国内レース活動中
- トレーニング指導歴21年 現役最前線のパーソナルトレーナー
- ダイエットとボディメイクをメインとした、トレーニングと栄養指導が得意
- これまでに1,000人以上のボディメイクに成功
- 今も積極的に勉強会やセミナーに参加し、情報のアップデートは随時更新
- ダイエットやスパルタンレースについてギモンをお持ちであれば、別記事もご覧ください&ご質問お待ちしております^ ^ ↓
2026年8月 HYROX千葉に初参加
今回の大会は2026年8月6日〜9日の4日間開催。@幕張メッセ1~3ホール
僕はレース前日の8月6日、朝6:30〜14:00までボランティアとして参加しました。
担当はレジストレーション。

業務終了後は、そのまま会場でレースを観戦しました。
そして翌8月7日。
16:30から、いよいよ自分のレースです。
前日に会場の雰囲気を見ていたこともあり、不安よりも、
「早く出たい!」
という気持ちの方が圧倒的に強かったです。
スタートゾーンではカウントダウンに合わせて飛び跳ねるくらい、テンションが上がっていました。笑
HYROXで最初に驚いたのは「ランが速い」
スタートして最初に感じたのは、
「周り、めちゃくちゃ速い!」
ということでした。
普段のランニング大会であれば、自分の一定ペースで走ることを考えられます。
しかしHYROXは、
1kmランニング
↓
ステーション
↓
1kmランニング
↓
ステーション
を繰り返します。
つまり単純に8km走る競技ではありません。
筋力トレーニングによって呼吸や心拍数が上がった状態から、再び走らなければいけません。
さらに脚の筋肉には疲労が蓄積しています。
実際にやってみると、
普通に8km走るのとは、まったく別の運動
だと感じました。
4周目で大腿四頭筋が攣る
今回、大きな誤算だったのが脚の痙攣です。
Sled Pull終了後、4周目のランあたりで、
左大腿四頭筋の膝寄りに違和感
が出始めました。
その後、痙攣。
さらに6周目のランでは、
右大腿四頭筋も痙攣。
結果、レース後半は左右両方の太もも前面が攣った状態で進めることになりました。
こうなると、事前に考えていたペース配分どころではありません。
とにかく、
「次の1km」
「次のステーション」
を一つずつクリアすることだけを考えました。
これもHYROX特有の難しさだと思います。
HYROX全8ステーションを実際にやって感じたこと
ここからは、各ステーションを実際に体験して感じたことを振り返ります。
① SkiErg 1,000m|一番きつかったステーション
今回、個人的に一番きつく感じたのがSkiErgでした。
ダブルスだったので250mずつ交代しましたが、それでも後半は明らかにペースダウン。
自分でも、
「こんなに落ちるの?」
と驚きました。
原因として考えられるのは、
・ウォーミングアップ不足
・SkiErgそのものへの慣れ不足
・最初のステーション特有の心肺負荷
・力の使い方の非効率
などです。
次回までには、明確に練習量を増やしたい種目です。
② Sled Push|押せても脚は消耗する
Sled Pushは、
「ここは問題ないだろう」
と思っていました。
実際、押す動作自体には大きな問題はありませんでした。
ただし、想像以上に大腿四頭筋へ負荷が入りました。
つまり、
Sled Push単体で押せるかどうか
だけを考えてはいけません。
そのあとに再び1km走る。
この前提で考える必要があります。
HYROXでは、
ステーションで出し切らないこと
も重要だと感じました。
③ Sled Pull|ロープワークも重要
Sled Pullも、引くこと自体は比較的スムーズでした。
ただし、事前練習で何度かロープを踏んでしまっていたため、本番では足元をかなり意識しました。
特に、
ロープを踏まない足運び
は練習しておいて良かった部分です。
筋力だけでなく、
動作効率
もタイムに影響する種目だと思います。
④ Burpee Broad Jump|Spartan経験が活きた
Burpee Broad Jumpは当然きついです。笑
しかもこのあたりでは、左右の大腿四頭筋が攣っていました。
それでも今回、
意外と頑張れた種目
でもありました。
理由は、普段からバーピー動作に慣れていたこと。
Spartan Raceでバーピーを経験していることもあり、動きそのものに対する心理的な抵抗がありませんでした。
HYROX初心者の方でも、
バーピーを日頃のトレーニングに入れておく
だけで、本番の安心感はかなり変わると思います。
⑤ Row 1,000m|ダブルスのメリットを実感
Rowでは、前半500mをペアの相棒が頑張ってくれたので、かなり助かりました。

ダブルスでは、
得意・不得意を補い合うこと
も非常に重要です。
また、このとき偶然、前職の上司から声を掛けてもらいました!
観客との距離が近く、直接応援が届くのもHYROXの大きな魅力です。
疲れているときの声援は、本当に力になります。
⑥ Farmer’s Carry|個人的には休憩ポイント
今回、8種目の中で最も楽だったのがFarmer’s Carry。
むしろ、
「動きながら休める」
という感覚でした。

握力、体幹、僧帽筋などは使いますが、自分にとっては比較的余裕がありました。
ここだけならプロカテゴリーの32kgでも戦えそうです。
※ここだけです。笑
⑦ Sandbag Lunges|攣った脚に追い打ち
Sandbag Lungesでは、
大腿四頭筋へのダメージがかなり強く出ました。
すでに両脚が攣っていたので、かなり厳しい状況です。

ランジという動作だけで考えれば特別難しい種目ではありません。
しかし、
それまでに何km走り、何種目こなしてきたか
によって、難易度が大きく変わります。
HYROXでは単体種目の強さより、
疲労した状態で動ける能力
が重要です。
⑧ Wall Balls|事前に9kgで練習した効果
最後はWall Balls。
ここまで来ると、
「あとこれだけ!」
という気持ちでした。
ランニングもありません。
100回終えればゴールです。
ただ、不思議なもので、
「これが終わったら、もうレースが終わってしまう」
と思うと少し寂しくもなりました。
Wall Ballに関しては、普段のジムで9kgを使って練習していました。
そのため、本番の6kgは比較的軽く感じました。
これは明確に事前練習が活きた部分です。
HYROXでは「汗対策」も重要だった
今回、想像以上に重要だと感じたのが、
汗対策です。
自分自身も大量に汗をかきます。
当然、ウェアもびしょびしょになります。
さらに器具も、これまでに使用したレーサーの汗で濡れていることがあります。
特にWall Ballでは、
ボールがかなり滑る
と感じました。
これは練習では気づきにくいポイントです。
HYROXへ出場する際は、
・吸汗性の高いウェア
・汗を拭けるもの
・手の滑り対策
・汗をかいた状態でも握れる練習
なども考えておくと良いと思います。
HYROX初挑戦の記録
今回の正式結果です。
総合タイム:1時間28分35秒
RUN
50分46秒
WORKOUT
29分59秒
ROXZONE
7分50秒
順位
894位/1,252組

最低限目標にしていた、
1時間30分切り
は達成しました。
ただ、自分としては納得できる内容ではありませんでした。
一番改善すべきは「ランニング」
今回の結果を見て、一番大きな課題だと感じたのは、
ランニング能力です。
RUNの合計は50分46秒。
もちろん脚の痙攣もありました。
ただ、それを差し引いても、
もっと走力を上げる必要がある
と感じました。
HYROXではランニングが競技全体に占める割合が非常に大きいです。
しかも、
疲労した状態で走る能力
が求められます。
そのため今後は、
単純なジョギングだけではなく、
ラン+筋トレ
ラン+ステーション
高心拍からのランニング
といった、競技に近い練習を増やしていきたいと思います。
レース翌日の筋肉痛から分かったこと
今回、翌日以降に筋肉痛が強く出た部位は、順番に、
1位 臀筋群
2位 大腿四頭筋
3位 内転筋
4位 僧帽筋
5位 大胸筋下部
でした。
主な原因としては、
臀筋群・内転筋
→Wall Balls
大腿四頭筋
→Sled Push、ランニング、Lunges
僧帽筋
→Farmer’s Carry
大胸筋下部
→Burpee Broad Jump
が考えられます。
トレーナーとして非常に面白かったのは、
普段から筋トレをしている身体でも、競技になると疲労の出方が変わる
ということ。
これはHYROX対策を考えるうえで重要だと思います。
HYROX初参加前にやっておきたい練習
今回の経験から、これからHYROXへ初参加する方におすすめしたいのは、次のような準備です。
①まずはランニング能力を上げる
HYROXだからといって、筋トレばかりやっていてはいけません。
まず、
1kmを安定して走れる能力
が大前提です。
さらに本番では、ステーション後に走ることになります。
そのため、通常のランニングに慣れてきたら、
筋トレ後に走る
練習もおすすめです。
②各ステーションを最低一度は経験する
今回特に感じたのは、
知らない動作は本番で効率が落ちる
ということ。
負荷が完全に同じでなくても、
SkiErg
Row
Burpee Broad Jump
Lunges
Wall Balls
などは事前に経験しておくことをおすすめします。
③脚の疲労状態で動く練習
通常の筋トレでは、
「セットが終われば休める」
ということが多いと思います。
HYROXでは違います。
脚が疲れていても、次に走らなければいけません。
そのため、
脚トレ→ラン
のような複合練習は非常に有効だと思います。
④汗・グリップ対策
これは今回出場して初めて気づきました。
Wall Ballなどでは汗によって器具が滑る可能性があります。
汗をかいた状態で動くことも想定しておきましょう。

次回はリストバンドを、両腕に着用しようと思います。
⑤身体のコンディショニング
僕は今回、大腿四頭筋に痙攣が出ました。
次回は、
膝周辺のコンディショニングやテーピング
なども検討します。
強くなることだけではなく、
最後まで動ける身体を作ること
も大切です。
HYROX初挑戦は自己採点10点
今回のHYROX。
完走できました。
1時間30分も切れました。
レースも思いっきり楽しめました。
それでも、
自己採点は10点です。
ゴールした瞬間に出てきた感情は、
「悔しい!」
でした。
もっとできると思っていました。
だからこそ、この悔しさを次のトレーニングに使います。
次回は1時間28分35秒を絶対に超える
今回のレースで、自分に足りないものがかなり明確になりました。
ランニング能力の向上
ステーション練習
HYROX特有の複合疲労への適応
膝周辺のコンディショニング
汗・グリップ対策
課題だらけです。
でも逆に考えると、
まだまだ伸びる余地がある
ということです。
もしレース直前の自分に声を掛けるなら、
「明日、めちゃくちゃ悔しい思いをするぞ。とりあえず落ち着け!」
と言いたいです。笑
それでも今は、
またHYROXに出たい。
次は今回以上にしっかり準備をして、
1時間28分35秒を絶対に更新します。
初HYROX。
自己採点10点。
残り90点。
ここから強くなります。
HYROXや体力づくりに挑戦してみたい方へ
HYROXのような競技に挑戦するためには、
筋力だけでも、
ランニングだけでもなく、
筋力・持久力・動作効率・コンディショニング
をバランスよく高める必要があります。
僕自身も今回の経験を今後のトレーニング指導へ活かしていきます。
「HYROXに挑戦してみたい」
「走れる身体を作りたい」
「筋力も体力も落としたくない」
という方は、ぜひ一緒に身体づくりを始めていきましょう。
僕自身も次戦へ向けて、出直します!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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