【2026年版】Spartan BEAST完全ガイド|21kmを走って分かったトレーニング・持ち物・補給・攻略法

スパルタンレース

こんにちは。

千葉県八千代市の加圧パーソナルトレーニングジムSTYLE代表、Spartanオフィシャルコーチの矢野です。

ついに2026年9月19日。

今年初めてとなる、上越妙高開催のSpartan BEAST(ビースト)に挑戦してきました。

結果は、21kmを3時間55分で完走。

そして何より嬉しかったのが、

障害物オールクリア!

ツイスター、チロリアン、スピアースローなど、失敗する可能性がある障害物もすべてクリアすることができました。

そして今回、僕が障害物以上に心配していたのが、

「脚が攣らないか?」

ということ。

過去のHYROXでは両大腿四頭筋が攣った経験があり、BEASTはそれ以上に長時間、しかも登り下りのあるコースを走ります。

ところが今回……

一度も攣りませんでした。

これはかなり嬉しかった!

この記事では、

「BEASTってどのくらいキツいの?」

「何kmくらい走れるようにしておけばいい?」

「どんなトレーニングをすればいい?」

「補給食は何を持っていく?」

「ハイドレーションは必要?」

「シューズはトレラン用?」

といった、僕自身が初挑戦前に知りたかったことを、

実際に21kmを走った経験+パーソナルトレーナー+Spartan SGXコーチの視点

からまとめます。

2027年に初めてBEASTへ挑戦する方。

ぜひブックマークして、レース準備に使ってください!

かなりボリュームある内容になってしまいましたので、ゆっくり読んでみてください。

※2027年大会の開催地・コース・ルール等は変更される可能性があります。出場時は必ず最新の公式情報をご確認ください。

カンタンにですが、自己紹介をさせてください!

  • 84年生まれ ドラゴンボール、スラムダンク世代
  • スパルタン公式コーチ(SGX)として国内レース活動中
  • トレーニング指導歴21年 現役最前線のパーソナルトレーナー
  • ダイエットとボディメイクをメインとした、トレーニングと栄養指導が得意
  • これまでに1,000人以上のボディメイクに成功
  • 今も積極的に勉強会やセミナーに参加し、情報のアップデートは随時更新
  • ダイエットやスパルタンレースについてギモンをお持ちであれば、別記事もご覧ください&ご質問お待ちしております^ ^ ↓


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Spartan Raceには距離や障害物数などによって複数のカテゴリーがあります。

SPRINTやSUPERを経験して、

「次はいよいよBEAST!」

という方も多いと思います。

ただ、BEASTは単純にSUPERの距離が長くなっただけではない

ということ。

障害物をクリアする能力はもちろんですが、

  • 長時間動き続ける持久力
  • 登り続けられる脚力
  • 下りで身体をコントロールする能力
  • 疲労した状態で障害物をクリアする握力・上半身力
  • レース中の水分・エネルギー・電解質補給

こうした能力を総合的に要求されます。

特に僕が重要だと感じたのが、

「障害物と障害物の間をどう進むか」

でした。


今回のコースは21km。

スタートは8:45。

当日は快晴で、最高気温は34℃。

不整地はグチャグチャになっている場所もありました。

ただし、昨年までのガーラ湯沢と比べると舗装路を走る区間もあり、個人的には比較的走りやすく感じました。

実際、下りの舗装路はかなり気持ちよく走れました!

では何がキツかったのか。

僕の場合は、後半の脚です。

心肺にはまだ余裕がありました。

そのため、

「もう少し登りを頑張れたな」

というのがレース後の率直な感想です。

BEAST対策というとモンキーバーやツイスターなどの障害物練習に目が行きがちですが、初挑戦する方にはぜひ伝えたい。

まず脚です。


今回、

「BEASTに向けて一番やって良かったトレーニングを一つだけ選ぶなら?」

と聞かれたら、僕は、

脚のトレーニング

と答えます。

僕はHYROX対策としてウォールボールを習慣的に取り入れていました。

ウォールボールではスクワット動作を繰り返すため、大腿四頭筋や臀筋群など下肢にかなり負荷がかかります。

これが結果的にBEASTの長い登りに対する脚づくりにもつながっていたのではないかと考えています。

もちろん、

「ウォールボールをやればBEASTで脚が攣らない」

という単純な話ではありません。

しかし今回に関しては、長期間脚を鍛えていたことが、21kmを最後まで動き続けるための土台になったと感じています。


一方、

もっとやっておけばよかった!

と思ったこともあります。

それが、

不整地を登り続けるトレーニング。

舗装路のランニングと、傾斜のある不整地を登るのは別物です。

【2026Spartan beast】パラコード後の不整地登り辛かった! #spartan

心肺機能だけでなく、臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・下腿などを使いながら、一歩一歩身体を上へ運ばなければなりません。

来年再挑戦するなら、

平地のロングランだけではなく、

トレイル・坂道・階段などを利用した登坂トレーニング

をもっと増やします。


もし、

「BEASTまであと3か月。何をやったらいいですか?」

と聞かれたら、僕なら大きく3つ挙げます。

①平地を20km前後を動き続ける練習
②脚の筋力強化
③上半身・握力+障害物失敗時にも動ける体力

です。

BEAST本番で初めて20km近い距離を経験するより、一度でも長時間身体を動かした経験がある方が、精神的にも身体的にも余裕が生まれます。

ただし、いきなり20km走る必要はありません。

普段5km程度しか走っていない人なら、8km→10km→12km→15km……と段階的に伸ばしましょう。

距離を伸ばすことより、故障せずスタートラインに立つことの方が重要です。


今回のBEAST。

個人的にかなり嬉しかったのが、

障害物オールクリア!

普段STYLEで練習している、

モンキーバー、マルチリグ、ツイスター、チロリアンなどの経験がかなり活きました。

スピアースローも成功。

やはり障害物は、

「知っている」と「実際に身体で経験している」では全然違います。

握り方、身体の振り方、力を入れるタイミング。

こうした部分は筋力だけでは補えません。

可能であれば本番前に一度でも実物、あるいは近い環境で練習しておくことをおすすめします。


オールクリアとはいえ、

「これは危なかった……」

という障害物もありました。

それが、

スターウェイスパルタのボルダリング系障害物。

なんとかクリアできましたが、もしレース後半に配置されていたら危なかったかもしれません。

腕で取手を掴み、身体を引き寄せながら進むため、

前腕・上腕の筋力不足

を感じました。

【スターウェイ】2025ドイツ村 改良バージョンクリア動画 #スパルタンレース

来年に向けた僕自身の課題でもあります。

BEAST対策では握力だけでなく、

懸垂、デッドハング、ロープ、ファーマーズキャリーなども取り入れていきたいところです。


今回、個人的に最も心配していたのがこれでした。

過去のHYROXでは、大腿四頭筋が痙攣。

しかも両脚です。

そのためBEAST前は、

「長い登りでまた攣るんじゃないか?」

という不安がありました。

しかし結果は、

痙攣ゼロ。

21km、3時間55分。

最後まで脚は動いてくれました。

僕が今回意識したのは、

水分と電解質をこまめに補給すること。

そして事前の脚づくりです。


ここは来年出場する自分のためにも、かなり細かく残しておきます。

今回使用したバックパックは、

SALOMON ACTIVE SKIN 8。

8L容量のランニングベストです。

中には、

メダリスト粉末を溶かした水500ml+ハイドレーション1.5LにOS-1

を用意しました。

さらに、

マグネシウムジェル「俺は摂取す」×2個

と塩分タブレットを携帯。

塩分タブレットはレース中に約10個摂りました。

これが正解だったかどうかは一概には言えません。

必要な水分量やナトリウム量は、発汗量・気温・運動時間・体格などによって大きく変わります。

僕の場合は、この補給方法で空腹感やエネルギー切れ、胃もたれ、喉の渇きなどの大きなトラブルなくゴールできました。

SALOMON ACTIVE SKIN 8

メダリスト粉末ドリンク

俺は摂取す マグネシウムジェル

塩分タブレット


ちなみに。

塩分タブレットはかなり多めに持って行きました。

自分が食べたのは10個程度。

そして余ったのが……

約200個(笑)。

せっかくなので、

「塩分タブレット配ってまーーす!!!」

と叫びながら、すれ違うレーサーに配りました。

これが思いのほか大好評。

自分のレースなのに、途中から塩分タブレット屋さんになっていました(笑)。

でも、こういう知らないレーサー同士で助け合えるのもSpartanの魅力だと思います。


本番スタートは8:45。

朝食は5:30頃に、

サンドイッチ4つ+アイスコーヒー

を摂りました。

スタートまで約3時間15分。

僕の場合は本番までにいい感じに消化され、エネルギーとしても機能してくれた感覚があります。

レース当日に普段食べないものへチャレンジするのではなく、

自分の胃腸で問題が起こらない食事を事前に試しておく

ことをおすすめします。


ここはお手本にはしないでください(笑)。

前日は仕事として21kmのコースチェックを行ったため、かなり疲労していました。

そこで食べたのが、

味噌ラーメン+カツ丼セット。

ガッツリです。

カーボローディングを緻密に計算したというより、

疲労回復と満足感を優先しました。

結果的に翌日は問題なく走れましたが、脂質の多い食事は人によって胃腸への負担になる可能性があります。

「矢野が食べていたからBEAST前日はラーメン+カツ丼!」

とは思わないでください(笑)。


今回使用したのはトレイルシューズ。

基本的には不整地を走るSpartanでは、グリップ力のあるシューズが安心です。

ただ、今回のコースは舗装路も多く、

もし来年も同じようなコースなら、ランニングシューズという選択肢もあるかもしれない

と感じました。

これはコースと天候によって大きく変わります。

泥、雨、急斜面が増えれば話は別。

そのため、直前の天候やコース情報を確認して判断するのがいいでしょう。


今回使用した主な装備はこちら。

  • NIKE ハーフパンツ
  • SAINT カーフタイツ
  • ファイントラック ドライレイヤークールタンクトップ
  • SALOMON ACTIVE SKIN 8
  • トレイルシューズ

特に良かったのが、

インナーレイヤー。

長時間のレースでは汗、摩擦、気温変化などの影響を受けます。

短時間レースでは気にならない小さな不快感も、4時間近くなるとストレスになります。

その意味でもウェア選びは重要でした。


翌日以降、筋肉痛が出たのは、

左右大腿四頭筋
左右大腿筋膜張筋
右前脛骨筋
右上腕三頭筋
腰背部

でした。

面白いのは、やはり下半身へのダメージが大きかったこと。

特に大腿四頭筋は登りだけでなく、下りで身体にブレーキをかける際にも働きます。

また前脛骨筋は足関節をコントロールする筋肉なので、長時間のランニングや下り、不整地への対応でも負荷がかかった可能性があります。

この結果からも、

BEASTは「走れるだけ」でも「筋力があるだけ」でも足りない

と感じます。


もし今、

「BEASTまであと3か月しかありません!」

と言われたら、僕なら次の3本柱で準備します。

いきなり20kmではなく、徐々に距離を伸ばす。

目標としては、本番前までに一度は15〜20km前後を動き続ける経験を作っておきたいです。

スクワット、ランジ、ステップアップなど。

可能なら坂道や階段も利用します。

BEASTでは脚が攣ったり、筋疲労で前に進めなくなったりすると、一気に厳しくなります。

モンキーバーなどを練習できる環境があるならベスト。

難しい場合でも、

懸垂、ぶら下がり、ファーマーズキャリーなどで握力と上半身を準備しておきます。

そして障害物でペナルティが発生しても動き続けられるよう、バーピーなどの全身運動も取り入れておくと安心です。

※実際のペナルティや競技ルールは大会・カテゴリーによって変更される可能性があるため、出場大会の最新ルールを確認してください。


今回のレースは、参加しているレーサーとすれ違えるコース設計になっていました。

不整地登りでハァハァ言ってる隣を、舗装路下りレーサーが颯爽と走り抜けていく。

その時に、「頑張れー!」「アルーーー!!」と声を掛け合う瞬間がとても楽しかったです!

あとは、景色が本当に良かった。

【頂上付近の景色2026 Spartan BEAST #spartan

山の中を走りながら、

「キツい!」

と思う一方で、

「楽しい!」

とも思える。

この感覚はロードレースとはまた違います。

そしてゴール。

感動して泣く……というより、

「やっと終わったーー!」

でした(笑)。

でも、それでいい。

このBEASTのためにトレーニングしてきました。

だからゴールした瞬間は、

「もう僕の2026年は終わりと言っても過言ではない」

くらいの達成感でした。


BEASTに出る前は、

「今回の21kmは大丈夫かな?」

「登りで脚が攣ったらどうしよう?」

「障害物を最後までクリアできるかな?」

いろいろ考えていました。

終わってみて一番感じたのは、

準備してきたことは、ちゃんと身体に残っていた

ということです。

脚トレ。

ランニング。

障害物練習。

補給の準備。

一つ一つは地味です。

でも、それらが積み重なって、

21km・3時間55分・障害物オールクリア

につながりました。

もちろん改善点もあります。

次回はもっと不整地の登りを練習したい。

前腕・上腕も強くしたい。

もっと登りを攻められる脚も作りたい。

まだまだ伸びしろがあります。


最後に。

もし今、

「BEASTに出てみたい。でも自分にできるかな……」

と迷っているなら。

僕が伝えたいのは、

完璧になってからスタートラインに立つ必要はない

ということです。

ただし、準備はしてください。

走る。

脚を鍛える。

障害物を練習する。

補給を試す。

装備を試す。

そして本番。

スタート地点まで来たら……

もう一つだけです。

僕がもう一度2026年9月19日のスタート地点に戻れるなら、自分にも同じ言葉をかけます。

そして来年の自分にも。

「全力で楽しめ!……あと塩分タブレット、そんなにいらないぞ!」(笑)

AROO!!


最後に、この記事を保存して使えるようにまとめておきます。

3か月前
ランニング距離を徐々に伸ばす/脚トレ/握力・上半身トレーニング開始

1か月前
15〜20km程度のロングランを経験/坂道・不整地/障害物練習/補給テスト

1週間前
シューズ・ウェア・バッグを確定/ジェル・ドリンク・電解質などを準備

前日
装備最終確認/睡眠/食事/水分補給

当日
余裕を持って朝食/水分・補給を確認/ペースを上げすぎない

そして、

スタートしたら楽しむ!


出場自体と完走できるかは別問題ですが、個人的には本番までに長時間動き続ける経験を作っておくことをおすすめします。

いきなり20kmではなく、段階的に距離を伸ばしましょう。

両方です。ただ今回僕が特に「やっておいて良かった」と感じたのは脚の筋力トレーニングでした。

僕はSALOMON ACTIVE SKIN 8を使用しました。

長時間レースでは水分・補給を携帯できるメリットが大きかったです。

大会ごとのルールも確認してください。

僕はマグネシウムジェルを2つ使用しました。

必要な糖質量・水分量・電解質量には個人差があるため、本番で初めて試すのではなく事前のロングランでテストすることをおすすめします。

基本的にはグリップ力のあるシューズが安心ですが、コースや天候によります。

今回のコースは舗装路も比較的多かったため、来年も同様ならシューズ選びは再検討したいと思っています。

懸垂、デッドハング、ファーマーズキャリーなどでも基礎的な握力・上半身力を鍛えられます。また、失敗時にも動き続けられる基礎体力を作っておきましょう。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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    この記事を書いた人

    2026年現在、パーソナルトレーナー歴21年の現役指導者です。
    〈千葉県八千代市緑が丘 加圧パーソナルトレーニングジムSTYLE〉

    *STYLE代表パーソナルトレーナー
    *Spartan 公式コーチ(SGX)
    *HYROX パフォーマンスコーチ

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